日本国内でのクレー射撃
名前にもある通り、クレーと呼ぶ的を散弾銃で撃つスポーツです。
オリンピック競技ではありますが、銃規制の都合上競技人口はだいたい12万人くらいだとか。
国内では麻生太郎がプレイしていることが一番有名かもしれません。
東京オリンピックを見ていて、やってみたいなーと思ったのでやってみることにしました。
銃の所持許可について
当然ながら日本では銃刀法に基づき許可なく一般人が銃を所持することはできないので、申請が必要になります。
今回、散弾銃の所持許可が下りたのでそのあたりの話を書いておきます。
ちなみに千葉県警です。
散弾銃
銃を持ちたい人で、標的射撃が目的の場合はほぼ例外なくクレー射撃になります。
クレー射撃ということは、自動的に散弾銃の許可を取ることになります。
狩猟目的や有害鳥獣駆除でも後述の理由から最初は散弾銃です。
ライフル銃
おそらく一般人が銃と言われて最初に思い浮かべるものです。拳銃かもしんないけど。
ちなみに、ライフル射撃をやりたい場合は散弾銃を10年所持してからでないと原則許可が下りません。
ハーフライフルも最近規制が強化されてライフルの一種となってしまったので、ハーフライフルでライフル射撃をすることもできなくなりました。
拳銃
意外や意外、ヤクザじゃなくてもただの一般人が拳銃を持てるんです!
が、拳銃の所持許可はやたらめったら複雑なうえ、審査が100倍くらい厳しく、自宅に銃を保管することができません。
練習とか大会で撃ちに行くたびに警察署に行って拳銃を受け取る必要があります。
しかもびっくり、日本全国で許可されるのは50人だけです。
年50人ではなく、トータルで50人しか許可されません。
理由は簡単です。服に隠して持ち歩けるから。
実際に許可が下りるまで
なんやかんやめんどくさそうなのは分かってもらえたと思います。
ここから実際に許可が下りるまでの流れをまとめておきます。
猟銃等講習会(初心者講習)
まずは猟銃等講習会の初心者講習を受講します。
これは都道府県ごとに開催されており、受講資格は特にありません。強いて言うなら銃をまだ持っていないことくらいです。
受講料は6,900円でした。
講習会の予約
まずは住んでいる場所の所轄警察署に電話して、講習会の予約をしたい旨を伝えます。
すると、空いている開催日程を教えてくれるので都合のいい日を選んで仮予約します。
仮予約が終わったら、警察署に出向いて申請書類を提出します。ここで本予約になります。
電話だけではダメです。
申請書類は千葉県警のホームページからダウンロードして印刷し、顔写真を貼って持っていきます。
ネットではここで仮面接?的なものがあると書かれていましたが、私はありませんでした。
書類を出して支払ったら、講習会当日に使用するテキストを貰って終わりです。
講習会当日
当日は指定された会場に行き、講習を受けます。
銃の基礎知識や関連法令などを講義形式で聞きます。
ちなみにド平日に1日まるまる必要です。
最後に簡単な試験があります。見ていた感じ9割程度の合格率だった気がします。
内容については差し控えます。
試験終了後は、こんな感じの講習修了証明書がもらえます。
※偽造防止のために一部加工しています。

教習資格認定申請
講習会が終わったら、次は教習資格認定申請を行います。
所持許可を受けるには、実際に銃を撃つ射撃教習を受けなければいけません。
が、ただ講習を受けただけの人間にいきなり射撃場で撃たせるわけにはいかないので、まずはここで教習資格を認定してもらう必要があります。
教習資格認定では、面談・身辺調査・近隣住人への聞き込み・知人への聞き込みを行います。
同居人がいる場合、同居人とも面談が必要です。
申請書類の提出
教習資格認定申請も警察署で行います。
一度生活安全課の銃砲担当にアポを取ってから行くとスムーズです。
申請書類は千葉県警のホームページからダウンロードし、印刷して持っていきます。
また、医師の診断書や証明写真、これまでの経歴書などいろいろと書類が多いので、抜けが無いように注意してください。
提出時に、まずは本人との面談を行います。
聞かれた内容をざっくりまとめるとおおむね以下の通りです。
- 銃を持ちたい理由
- 家族構成
- 職業
- 住居形態(賃貸or持ち家)
- 生活態度(飲酒・喫煙の有無・ギャンブルの頻度など)
- 精神疾患の有無
- 犯罪歴の有無
ハキハキ答えられれば特に問題ないと思います。
ただし、ここで嘘をついたりするとそれだけで所持の不適格事由に該当するので注意してください。
過去に精神疾患を患っていても、現在は完治していれば問題ない(と思う)ので、正直に答えましょう。
都道府県によっては、面談時はなにやら銃を持たせたくなさそうな態度を取ったり、あからさまに圧迫面接的なことをされるところもあるようですが、私は普通に事務的に終わりました。
身辺調査・聞き込み
面談が終わると、聞き込みのために知人・近隣住民の住所氏名電話番号などを提出します。
これはその場で紙をくれたので、そこに書きました。
聞き込みに協力してもらう人たちには事前に許可を取ってから行った方が良いでしょう。
私は、職場の上司1名、友人5名にお願いしました。
近隣住民は自分の家の隣1軒にお願いしました。
対象者に、あれこれを言わないで・こんな人って言ってなどと吹き込むとボロが出たとき大変なので、聞き込みが終わるまでは所持許可の話題に触れない方がいいと思います。
身辺調査では、公安委員会が過去の犯罪歴などを調べます。
ここで前科を隠すとそれだけで一発アウトなので、欠格期間外のことならば正直に話しましょう。
欠格期間に該当する場合はもうそこで終了です。
ただ正直に伝えたとて審査に通るかはわかりませんが。
認定結果の通知
聞き込みと身辺調査が終わり、公安委員会での審査が終わると警察署から結果通知の電話がかかってきます。
通常であれば1か月前後で終わるらしいですが、私の場合は近隣の方と都合が合わずに3か月程度かかりました。(7月申請 -> 10月認定)
無事に認定されたら、警察署に受け取りに行きます。
この時、実弾を使用するための猟銃用火薬類等譲受許可証も一緒に発行されます。
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教習資格認定証

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猟銃用火薬類等譲受許可証

譲受許可証は、利用目的が教習射撃のためとなっており、この許可証で購入した弾は教習射撃でしか使用できません。
また、許可数量が300発になっていますが、実際教習で使用したのは75発でした。
またこの後実際に所持許可を申請する際には基本的に身辺調査や聞き込みは行われず、そこで落ちることはほぼ無いようです。
なので、ここでガンロッカーをそろえたり、銃砲店に行って銃を選び、譲渡承諾書などを準備しておくと良いと思います。
射撃教習の受講
教習資格認定が下りたら、次は実際に教習射撃を受講します。
今度は警察署ではなく、射撃場に直接予約を行います。
予約時に持ち物などを伝えてくれます。
イヤーマフはここで買っておくと良いと思います。
私はOPSMEN EARMOR M300Aを買いました。電子イヤーマフです。

教習当日
教習当日は指定された射撃場に行き、教習を受けます。
午前中は座学で、銃の取り扱い方法や安全管理などを学びます。
午後から実際に射撃を行います。

動画はこっち。
クレーが割れているのがわかると思います。
けっこう当たるんですよね。
教習修了証明証の受け取り
教習が終わると、こんな感じの教習修了証明証と教習結果の証明書がもらえます。
ちなみに試験射撃では15/25の的中でした。
意外とバシバシ当たる。
- 教習修了証明証

- 射撃教習実施結果証明証

あとは、これを持って所持許可申請を行うだけです。
猟銃等所持許可申請
教習修了証明証がもらえたら、いよいよ所持許可申請を行います。
所持許可申請も警察署で行います。
いつも通りアポを取ってから行きましょう。
申請書類の提出
前回と同じように申請書類を印刷し、持っていきます。
前回から一定期間内(診断書: 3か月、同居親族書や経歴書: 6か月?)なら、再提出は不要です。
不要ですが、申請書にその旨を記載する必要があります。
また、ここで銃砲店や個人が発行した譲渡承諾書や銃の仕様書なども提出します。
ガンロッカーの設置状況を説明するための書類も必要です。
提出時に本人との面談を行います。が、私は前回と特に変わりないか?と聞かれて終わりました。
ガンロッカーの設置確認
申請書類を提出した後、後日警察署の担当者が自宅に来てガンロッカーの設置確認を行います。
ロッカー本体がビス止めされているか、鍵がかかるかなどを確認します。
自分がロッカーを指さしている写真を撮って終わりです。

これは保管状況報告書を書いたときの写真ですが。
許可結果の通知
ガンロッカーの設置確認が終わると、公安委員会での審査が行われます。
審査が終わると警察署から結果通知の電話がかかってきます。
今回は約1か月で終わりました。(11月申請 -> 12月許可)
無事に許可されたら、警察署に受け取りに行きます。
所持許可証の受け取り
またまた警察署へ出向き、所持許可証を受け取ります。
所持許可証はこんな感じです。

射撃へ
これで、合法的に銃を所持できるようになりました。
あとは銃砲店で銃を受け取り、弾を購入して射撃場に行くだけです。
ここいらについてはまた別の記事で書きます。
まとめ
- だいたい半年かかる。
- 書類が多くて大変。
- 面談や聞き込みがあるので、嘘をつかない。
総費用としては大体15万円くらいだと思います。
